当院の矯正歯科

患者さまが矯正治療をためらうのには、いくつかの理由があると思います。中でも「歯につける矯正装置が目立つのがイヤ」ということが、その中でもとくに大きいのではないでしょうか。

当院ではなるべく目立たない矯正装置を使い、患者さまへの負担が少ない治療を行っています。歯の表面につけるブラケットという器具には透明なセラミック製のものを用い、また前歯には白いワイヤーを使用することで、口を開いたときにも目立たない矯正治療が実現できるのです。

正面からは見えない歯の裏側に装置をつけることで、一見しただけでは周囲に矯正をしていることがわかりにくく、とくに若い女性に人気の治療方法です。当院では日本舌側矯正学会に所属し研究を続けている歯科医師が、この裏側矯正（舌側矯正）を担当しております。

透明なマウスピースを装着する矯正治療です。取り外しが可能なので、食事中や歯磨きの際は自由に外すことができるため、お手入れもしやすくお口の中を衛生的に保つことができます。

当院ではまず、矯正治療を行う前にセファログラム（頭部エックス線規格写真）・CT撮影と専用ソフトを使用した分析を行って、あごの骨や歯ぐきの状態をしっかりと把握してから治療を開始していきます。事前にきちんとした検査を行うことで、確実な矯正治療の計画を立てることができるのです。

検査の結果、より専門的な矯正治療が必要と判断した場合には、矯正治療専門の歯科医師をご紹介いたしますので、まずはお気軽にご来院ください。

当院の矯正治療は、歯並びを美しくするだけでなく、お口の中のリスクを減らす治療です。例えば歯並びが悪いと歯磨きがしにくく、汚れがたまりやすくなるため、虫歯や歯周病のリスクが大きくなってしまいます。かみ合わせが悪いと歯に過大な負担がかかり、歯と歯周組織にダメージを与えるため歯の寿命が短くなるリスクにもなります。
そのようなリスクを減らすために、矯正治療を取り入れることがあります。
近年の研究で、80歳以上で歯を20本以上保有する8020達成者のほとんどの方は歯並び・咬み合わせが良かったことが分かってきています。
整った歯並びは顎の骨格を守り若々しく見えるのです。

成人の患者さまの場合、歯周病治療・欠損補綴治療（失った歯の機能を補う治療）・矯正治療・噛み合わせ治療などを組み合わせた、包括的な治療が必要になるケースが多々あります。当院では矯正治療もオプションのひとつとして考えながら、最終的な治療のゴールを目指して包括的な治療を行っています。

ただ、矯正治療やインプラント治療等の欠損補綴は治療期間が長くなる場合、治療費が高額になる場合もあります。どんな治療も利点・欠点がありますので、ご相談・ご検討の上で治療を行いましょう。

またお子さまの矯正治療にも対応していますので、お子さまの歯並びが気になるという保護者の方のご相談もお待ちしております。